ハウルの動く城


あらすじ



岸辺に城がたどり着いたので、ソフィーは洗濯をします。カブは洗濯物をひろげてうれしそう。
不憫・・・・


ソフィーとマルクルはお茶をするのですが、お茶の時間にもパンを食べている。マルクルがパンにつけているものが気になります。

不思議ね、こんな穏やかな気持ちになれたの初めて・・・とソフィーは言います。

なんか好きなシーンだなぁ。そういうことってありますよな、と思います。



そして次のシーンでは、ハウルが取りになって空を飛んでいます。

なんかこのシーン、ハウルがぜんぜんかっこよく見えないんだよな。なんか顔が大きく見えるし。

あの水中にもぐるピチピチの黒い水着みたいのを着ているように見えます。

なんか冗談のようにしか見えないのよね。そして家に帰ってきます。



ソフィーは眠っていますが、なぜか若い姿に戻っています。

これ不思議なんだよね。無防備になると娘に戻るのだろうか。


ハウルはわかっていたのでしょうか、それを見てもとくに驚くこともなく
ソフィーをじっと見てから、お風呂に入ります。



朝、お風呂の音で目がさめるとソフィーは老人の姿に戻っています。

何で老人になると髪が短くなるんだろう。

なんかコメディアンチックな感じが倍増されます。(まあそれがねらいだろうけど)


次の日港町の朝市へマルクルとソフィーは買い物に出かけます。

このときのマルクルはなぜか変身をしたおじいさんの姿。なぜ変身をす
る必要があるのかはわかりませぬ・・・

「この魚がいいわ」とか言って魚を買うのですが、すごい怖い感じの魚です。じっくり見ると。

こういうシーンを見ると、やっぱり女の子は家事ができたほうがいいのだな・・・と思います。

いつ何があるか、わからないから・・・私あんな恐ろしげな魚、料理できないよ。。。



そのうち艦隊帰還のニュースが飛び込んできて、港町に傷だらけの軍艦が戻ってきます。

ソフィーとマルクルは魚を買おうとしてたのに「またにしてくれよ!」と言われて、ガッカリじっと様子を見ます。

明らかに怪しい感じ。

このとき雑踏の中に正装した(なぜか)ゴム人間がいるのですが、ソフィーたち以外は気がつかない。明らかにおかしい。

そしてそこに敵の飛行軍艦がやってきて、ビラをばら撒いて行きます。

そう、戦争のときってなぜかビラまくよね。「ひろってはいかん」というのもそれっぽいと思いました。

ソフィーたちはすぐに家に帰ります。魚は買えず。


家に戻ると、ハウルがドタバタと階段を下りてきます。

ソフィーが棚を片付けたせいで髪の色が落ちちゃうのですが、何でオレンジになるんだろう。

「だから掃除もたいがいにしろって言ったのに!!」と怒り狂うハウル。

ごもっともです。

赤毛のアンが緑色の髪になってしまったようなものでしょうか。
ハウル髪の毛はもともとは黒髪なんだけど、染めて金髪にしているらしいです。


きっとあの時代だとありえないぐらいちチャラい格好なんだろうな。少女漫画に出てくる人

みたいだもの。どうやら解説本によると、金髪のハウルはただかっこいいだけの存在、オレンジのハウルは母性本能を刺激する感じ、黒は素の状態に近いハウルなんだそうです。
母性本能ねえ・・・・

金髪にするのに魔法を使え、と言いたくなります。きっといろいろあるのね。

しかもあの様子だと毎日毎日染め直していた様子。

「美しくなかったら生きていたって仕方ない!」いいですね。現代の男の子に言ってもらいたいせりふです。やるんならそこまでとことんやらないとね。


そうしてハウルが青いどろどろの液体に包まれます。落ち込みのあまり闇の精霊とやらを呼び出してしまうのです。こんなことで呼ばれる精霊って・・・・



闇の精霊は、落ち込みの象徴らしいです。結構危険な存在?
私も落ち込んだときああいうのが出れば、みんな察してくれて気を使ってくれるかもしれない。

「女の子に振られたときもこうなっちゃったんだ〜」とカルシファーが言ってたけど、いったい誰に振られたんじゃい。こんないい男を。と彼の祖母のようなことを思いました。

と言うか、いったいどこで知り合ったんだ。


もう、こんなとこまっぴらハウルなんて好きにすればいい!とソフィーは啖呵を切って出て行くわけですが、いやもともとあなたが押しかけたのだから・・・とみんな思ったはず。

そして「私なんて美しかったことなんて、一度もないわ!!」これぞ典型的逆切れのソフィーのせりふです。

でもこれ、なんか切ないね。
いろいろ生意気なところを見せておいて、こういうところで観客やハウルの気持ちをぐっとつかむわけですね。


そして雨の中外でおーいおーいと泣くのですが、私正直このシーンがかなり泣けました。

つらいよね。許してなんていえないよね・・・・(@風の谷のナウシカ)のような心境。
いろいろ鬱屈しているものは吐き出さないよね。

雨の中で号泣する女の子って、なんだかぐっと来ます。抱きしめたくなるぞ。

そこで傘を差しかけてくれるのはハウルではなく、カブ。カブじゃな〜〜。マルクルも「ハウルを助けてよ〜」ときます。ハウルの青いどろどろで、カルシファーが消えそうになっていたのです。かわいそうなカルシファー。もしかして一番貧乏くじを引いたのはこの人かも。

「死んじゃったかな?」と言うマルクル。けっこう薄情なのか?


そしてどろどろまみれになったハウルをどうするのかというと風呂にどぽんと入れるのです。

それで解決なんて・・・それでいいの?闇の精霊。

このときのハウルは、ちなみにノーパンです。ソフィーが見たかどうかはナゾのままです。




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