ハウルの動く城

ソフィーがハウルの城にもぐりこんでうたたねをしている間に
朝になりました。


城にはマルクルというハウルの弟子の少年少年がいました。

彼は頭巾をかぶると老人に変身できるので、その姿でハウル宛の来客に対応しています。

ハウルには国王から、呼び出しがかかっているみたい。

なぜ頭巾をかぶると髭がニューンと出てくるのかはなぞです。マルクルが出来る魔法はあれだけみたいです。


マルクルは、ソフィーを見つけます。マルクルはすごく不信そうにソフィーを見ています。

一応ソフィーは寝たふりしているけど、いくらなんでも朝起きてきたら知らないおばあさんが寝ていたらビックラするから。って感じです。

寝ている姿は、鼻の穴がちゃんと縦長になっていて(鷲鼻の人ってそうだよね)こんな人がハウルにこれから愛される運命だとわ・・・と思いました。

尋ね人は町の町長で、戦争への召請情を持ってきます。ハウル宛です。

ハウル家は朝からたくさんの人が訪れるので、マルクルはその対応におわれています。
ハウル家の扉は、何か妙な物体の矢印が方向指示器になっています。

そこの方向指示器の矢印をあわせることで、行きたいところにいけるのです。カルシファーが「次は、港町〜」と案内もしてくれる。(これは必要あるのか?案内している姿はかわいいけど)

やはり自分がコントロールしているからでしょうか。すごい。

そんなことができたら、あんなアナログに火を燃やして体力を使って?足で動く必要はないんじゃないか?と言う疑問が生まれたりします。

どこでもドアがあったら、ドラえもん界の中の問題はたいがい解決するんじゃないか?みたいな疑問が浮かんできます。

母のお使いできたというマッジと言う女の子も城にやってきます。城は人々にとって怖い存在なんじゃないのか???


「おばあちゃんも魔女なの?」とソフィーに聞いて、「この国一、こわ〜い魔女だよ」と言うのですが、マッジはふうん。と微笑みます。

流されている・・・と思いました。

宮崎駿の作品は会話を流す場面もちゃんと描かれているのが面白い。またマニアックなたとえですが


・「耳を澄ませば」月島雫が聖司くんのおじいさんにうどんをごちそうしてもらって、「聖司のときはラーメンだったな。それもジャンボ大盛りだ
!と言ったときの月島雫の「ふうん(ニコ)」

・隣のトトロ、でカンタに借りた傘をさつきとメイが返しにいったときに、お母さんが対応してくれるのですが「メイちゃん、バイバイ」と言ったときのメイのぶっきらぼうな「バイバイ」

ざっと思い出しただけですが、これは「流している」そのもののシーンで
すよね。おもろい。



ソフィーはこの方向指示器が気に入りやたらにいじくりまわして、いろんなところに行ってマルクルに「いいかげんにしてよ」と叱られます。

そりゃ叱られるって・・・

しかし、この円盤がたとえば荒地に行っているときに、元の港町にあるハウル家はいったいどうなっているんだろう。ぬけがら??



朝ごはんを食べようとするマルクル。チーズとパンを引っ張り出します。

「ベーコンもあるじゃない!とソフィーは言うのですが、なんでベーコンはむき出しだったんでしょう。ハエ対策用?のふたはあるものの・・・肉なんて、すぐに腐るぞー

そしてカルシファーはハウルの言うことしか聞かないから、火を使えないからとソフィーを相手にしないマルクル。
マルクルを無視して、ソフィーは「さあカルシファーお願いしますよ!といばります。

このときのソフィーの顔、すごいずるそうで面白い。本当は18歳の少女のしぐさには、とても見えません。
やだね。オイラは悪魔だ。誰の指図も受けないよ。
というカルシファー。

もっともな言い分です。


「そんなカルシファーに、ソフィーは昨日のことをバラすぞと脅します。

この老獪さ、やっぱり18の少女のものではありませぬ。




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